「南極大陸への旅行」
南極大陸の内陸部約1000 kmの地点に「ドームふじ」という名の標高約3800 mの高地がある。そこまで行き基盤地形を探査する観測(旅行)があった。
旅行途中、みずほ基地を過ぎたあたりから高さ約1 mを超すサッスルギ(雪の吹き溜まり)に遭いながらも雪上車で乗り越え、約一ヶ月を要してやっとたどりついた。3800 mの標高にもなると昭和基地でさえ気圧950hPaであるのに対して、ドームではその約2/3分ぐらいの気圧になってしまいます。
ゆっくり雪上車で上っていくので高山病までにはならなかったが、燃料のドラム缶起こしをしようとすると息絶え絶えになってしまった。「ドームふじ」では、最高約-64度まで外気温が下がった。その時は朝方であり雪上車内で寝ていたので寒さは良くわからなかった。
通常、外で作業をする場合の体感的な寒さの限界は、-30度が境のような気がする。その温度を越えてしまうと、仕事をする気にならない。ましてや、風が吹くとその分、体感気温が下がるので外での作業は厳しくなる。